第1回 国立毛皮工房ファークラフトコンテスト 受賞者発表

2017年9月25日から11月30日に募集を行いました「ファークラフトコンテスト」にご応募いただきました皆様には厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
どれも当店でご購入いただいた原皮を使用して作製していただいた作品です。
たくさんの応募の中から、厳正なる審査のうえ、入賞作品5点を決定いたしました。
残念ながら今回は最優秀賞の該当作品はございませんでしたが、優秀賞を増やし、2名を受賞といたしました。

 

優秀賞 2名 ジャガーミンクロングストール

AHAVA 
クラッチバッグ(使用原皮:スワカラ)
皮革の特性を活かして作製された、ファークラフトコンテストの趣旨にふさわしい作品です。
シンプルでオーソドックスな形であるからこそ、原皮そのものの高級感と上質感が引き立ち、存在感があります。
原皮の形やナチュラルな切り口、色ムラまでも個性として昇華したデザインは個人のハンドメイドならではのもので、唯一無二のファーアイテムと言える出来になっています。

革紐を使ったステッチの縫製も非常に丁寧で技術が高く、これだけ原皮の魅力を活かしてもらえたことは毛皮の専門店として嬉しいことです。

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いしいまさこ 
レッグウォーマー(使用原皮:スワカラ)
圧縮ニット地にスワカラの原皮を部分使いしたレッグウォーマー。
裾にはもう一種のファーがあしらってあり、計三種の素材コラボになっています。
フェルト作家でもあるいしいさんは本体にもフェルトを打ち込んで
オレンジ×黒の色合いもスタイリッシュなアイテムに仕上がっています。
着脱に便利なファスナーつきで使い勝手も良さそうです。
本体に皮を縫い付ける細かい縫製も丁寧で、ニットと革という異素材を違和感なく繋いであります。

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いしいさんは他に下記の2点もご応募いただきました。
どれもレベルの高い作品ですが、今回は独創性を優先してレッグウォーマーを選ばせていただきました。

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・ドレッドスタイルキャップ(使用原皮:ミンク)
・ショルダーバッグ(使用原皮:カピバラ)

 

努力賞 3名 毛皮職人の真面目なムートン手袋。

蟹 
3WAYファーとベルトフリンジ(使用原皮:ラクーン)
ループと安全ピンを使用目的に合わせて着脱することで三通りのアレンジが楽しめる3WAYファーと、ベルトリボンの両端に着脱できるフリンジです。
お手持ちのコートに着けるだけで、襟元と袖、ベルトの両端にファーが追加されてぐっと華やかなコートになります。

ボリュームのあるラクーンを選んでいるところも成功していると思います。

毛足の長いファーの縫製は難しく、確かな技術があってこそ出来る作品です。

 

 

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きよちゃん 
バッグ2点(使用原皮:スワカラ)

既成のバッグにスワカラの原皮をあしらって豪奢なリメイク作品になっています。

バッグ本体と異素材ながら同系色のファーが絶妙にマッチしており、原皮選びのセンスの良さを感じます。

手持ちの品にファーを足してこんなに魅力的なリメイクができるというとても良いお手本です。

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cerisier 
ハンドウォーマーつきショルダーバッグ(使用原皮:ロシアンリス)

ふたの内側が筒状になっており、手を入れて温めることのできるバッグです。

小ぶりながらポケットもたくさんついており、ハンドウォーマーとしても

ちょうど良いサイズです。

非常に縫製のレベルが高く、個性と実用牲を併せ持った作品です。店頭に並んでいてもおかしくありません。

直接手を触れさせて温める用途に毛足の柔らかなロシアンリスの原皮を選択しているのも成功しています。

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