第2回 国立毛皮工房ファークラフトコンテスト 受賞者発表

2018年9月25日から2019年1月31日に募集を行いました「第2回ファークラフトコンテスト」にご応募いただきました皆様には厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
どれも当店でご購入いただいた原皮を使用して作製していただいた作品です。
今年は昨年以上にたくさんのご応募をいただきました。
厳正なる審査のうえ、入賞作品5点が決定いたしましたので発表します。

最優秀賞 1名 ロシアンセーブルロングマフラー

中嶋瑠璃子 
ぬいぐるみ(使用原皮:ラム)

白いワンちゃんは今は亡き愛犬です。
指先が覚えている元気な頃の骨格の記憶を頼りに、
丁寧に丁寧にムートンの端切れを繋ぎ合わせました。
作者を見つめるワンちゃんの眼差しもさることながら、
後姿は今にも振り返りそうな佇まいです。
溢れる愛情を注ぎ長い年月を共にしてきた飼い主さんが、
愛犬との楽しかった日々を追憶しながら作り上げたことが伝わります。
作者はプロではなく一般の方ですが、
プロの方でも真似できない心を動かされる秀作です。
写真では伝わりませんが、
こちらのワンちゃん、重りが入っていて、
元気だった頃と同じ体重です。
モノをつくるとは何か。
改めて勉強させていただきました。
(代表取締役 寺山)


 

努力賞 4名 毛皮職人の真面目なムートン手袋。

蟹 
イヤーラックス(使用原皮:レッキスラビット)

レッキスラビットのイヤーラックスです。
レッキスは綿毛のみに改良した非常に毛質のやわらかいラビット。
肌に直接触れるイヤーラックスにはぴったりの毛皮を選んでいます。
パールアクセサリーがアクセントになっており、深いブラウンの毛並みとあわせてシックで上品な可愛らしさのある作品になっています。
フックを利用して、普段はチャームとしてバッグにつけておけるのも嬉しいポイント。


蟹さんは他にもう1点ご応募いただきました。

・キーケース(使用原皮:フォックス)
こちらも個性とファッション性、利便性をあわせもったレベルの高い作品です。
フォックスのボンボンは比較的簡単に作れるアイテムですが、そこにただのファーアクセサリーにとどまらない機能性を加え、オリジナルアイテムに昇華しています。

 

Vera Ren 
子供用ベスト(使用原皮:ラム)

毛色の異なるラムの端切れをパッチワークした子供用のベストです。
色の配置が非常によく計算されており、形も縫製も丁寧で正確です。
ラムの特性が十分に生かされる優しい色を選んでいるので、温かみのあるアイテムになっています。
2列に配置したトグルでサイズの調整が可能になっており、子供服として成長を見越した工夫がされているのも素晴らしいです。


 

kecokeco 
ショルダーバッグ(使用原皮:リス)

リスのプレートを使用したショルダーバッグです。
毛並みのグラデーションが美しいリスの原皮プレートを全面に使うことで、存在感のある作品に仕上がっています。
ショルダーに畳の縁取りを使っているところも素敵です。
接着芯の貼付等、細かな下準備がしっかりとされており、丁寧な仕事のうかがえる作品。
内側のポケットの縁取りもドット模様で、細部まで行き届いたデザインのこだわりが感じられます。

kecokecoさんには他にもう2点ご応募いただきました。
・トートバッグ(使用原皮:ロシアンリス染色)
ロシアンリスのブラウンと裏地のチェックの色合いが美しく、温かみのあるトートバッグです。
携帯用のポケットが左右についており、使い勝手も良さそうです。

・携帯ケース(使用原皮:フィッシャー)
大胆に原皮の形を活かした作品です。
kecokecoさんご本人も「世界でひとつだけの作品」とおっしゃっている通り、唯一無二のアイテムになっています。

puirty.cp 
お気に入りショルダーバッグ(使用原皮:ラム)

原皮そのままのナチュラルな形を活かしてバッグのかぶせに使用しています。
きれいなグレーの色合いと本体のブルーの組み合わせがセンス良く、おしゃれなバッグに仕上がっています。
背面のポケットには、本体と同布のポケットティッシュケース。
裏地には気持が明るくなるような可愛く元気ある柄が選ばれており、
日常使いに嬉しい様々な工夫が、「お気に入り」の名前どおり、どこへでも持ち歩きたい魅力ある作品にしています。
細部の縫製も丁寧で耐久性に優れているので、長く使っていただけると思います。